健康学
医師から学ぶ高齢者に多い病気についての最新の医学や栄養学の知識と健康長寿の秘訣(後期Ⅰ)
■講師:福尾 惠介(ふくおけいすけ)
武庫川女子大学
健康科学総合研究所 所長
開講日 | 9/30、10/7・21・28、11/11・18・25(予備日 12/2・9) |
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時間 | 10:40~12:00(月) |
受講料 | 11,200円 |
使用教室 | 西北401 |
定員数 | 20名 |
講座内容
人生100年時代を迎えつつありますが、同時に若い人に頼ることができない自立が必要な時代になりました。高齢者はさまざまな病気を持っていますが、病気があっても病気と付き合いながら自立して元気に毎日を送る「健康長寿」をできるだけ長く保つ必要があります。それにはどのようにすればよいでしょうか?この講座では、病気についてさまざまな最新の知識をご紹介するとともに、健康長寿を保つための秘訣についてお話したいと思います。
例えば、糖尿病では、血糖値やヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)の値が正常に近い値になることが最も大切と思われているのではないでしょうか?しかし、高齢者においては、それは誤りであることが最近明らかになっています。つまり、高齢者では血糖値だけを目標にすると、かえって合併症を起こしてその人の健康長寿を阻害することや、フレイルになる可能性を高くすることがわかってきました。
本講座では、高齢者に多い病気(がん、糖尿病、心不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肝硬変、慢性腎臓病(CKD)、認知症、感染症など)について、医師の立場から最新の栄養学の知識を加えてやさしく解説します。これらの病気との付き合い方や栄養との関係の話しから、健康長寿の秘訣をぜひ学んでいただきたいと思います。
また、本講座では、コロナ禍で最近増加している高齢者のフレイルについてもお話しし、お一人お一人がフレイルの予防に関してどのような課題があるかを知る機会にしていただきたいと思います。
是非、多くの方が興味を持ってご参加いただけることを期待しています。