国文学
万葉集を読む(後期Ⅰ)
■講師:樋口 百合子(ひぐちゆりこ)
奈良女子大学古代学・聖地学研究センター協力研究員
博士(文学・奈良女子大学)
開講日 | 9/30、10/7・21・28、11/11・18・25(予備日 12/2・9) |
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時間 | 13:00~14:20(月) |
受講料 | 11,200円 |
使用教室 | IR-301 |
定員数 | 24名 |
講座内容
「令和」の典拠として注目された、『万葉集』は全20巻、4500首以上の歌が収められ、作者も天皇・皇族から名もなき民衆まで幅広い階層にわたっています。本講座では今まで巻7・8・14~20の歌々を読んできました。現在は巻6を読んでいます。この巻は長歌・短歌・旋頭歌合わせて160首の歌が収められています。行幸歌が中心で、その中にはよく知られた山辺赤人の「和歌の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさせて鶴鳴きわたる」や「ぬばたまの夜のふけゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く」などがあります。天平時代の華麗な行幸や、旅路の風物を思い浮かべつつ、歌の世界を味わって下さい。
どこかで目にした歌や耳にした歌も出てきます。楽しく読んで行きましょう。
- ●テキスト:
- 「萬葉集 本文編」(塙書房 佐竹昭広・木下正俊・小島憲之編)2,100円
その他お手持ちの万葉集でも可(各自ネットや書店でお求めください)