
国文学
万葉集を読む(後期Ⅱ)
■講師:樋口 百合子(ひぐちゆりこ)
奈良女子大学古代学・聖地学研究センター協力研究員
博士(文学・奈良女子大学)
開講日 | 1/19・26 2/2・9・16 3/2(予備日 3/9) |
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時間 | 13:00~14:20(月) |
受講料 | 10,800円 |
使用教室 | 西北403 |
定員数 | 24名 |
講座内容
「令和」の典拠として注目された、『万葉集』は全20巻、4500首以上の歌が収められ、作者も天皇・皇族から名もなき民衆ま
で幅広い階層にわたっています。本講座ではこれまで、巻7、8、14~20とさまざまな歌を読んできました。現在は、巻6
を読んでいます。この巻には長歌・短歌・旋頭歌合わせて160首の歌が収められています。行幸従駕の歌が中心で、山辺赤人
のよく知られた一首「和歌の浦に潮満ち来れば潟を無み芦辺をさして鶴鳴き渡る」や「ぬばたまの夜のふけゆけば久木生ふる清
き川原に千鳥しば鳴く」などがあります。天平時代の華麗な行幸や、旅路の風物を思い浮かべつつ、歌の世界を味わってください。
どこかで、目にした歌や耳にした歌も出てきます。楽しく読んでいきましょう。
- ●テキスト:
- 『萬葉集 本文篇』(塙書房 佐竹昭広・木下正俊・小島憲之編)2,100円
その他お手持ちの『万葉集』でも可(各自ネットや書店でお求め下さい)