国文学

俳句―花鳥諷詠のこころ(前期)

■講師:池田 雅かず(いけだまさかず)
ホトトギス同人
(公)虚子記念文学館常務理事
日本伝統協会関西支部副支部長

開講日 5/7・14・28 6/11・25 7/9(予備日 7/16)
時間 10:00~12:00(水)
受講料 13,800円
使用教室 西北403
定員数 25名

講座内容

 俳句は世界で一番短い詩と言われています。本講座では俳句の実作と句会を通じて、表現者としての俳句を皆さんと共に楽し
く学んで参ります。
「花鳥諷詠のこころ」
“花鳥諷詠と申しますのは花鳥風月を諷詠するといふことで、一層厳密に云へば、春夏秋冬四時の移り変りに依って起る自然
界の現象、並にそれに伴ふ人事界の現象を諷詠するの謂であります。「虚子句集の自序より」”
高濱虚子の提言した「花鳥諷詠」を理念に「客観写生」、「平明余韻」を心掛けながら俳句を実作します。その実作と句会を通じて、
俳句の「知識」、「技術」、「心」を皆で学んでいきます。特に俳句は季題(季語)を活用する詩でもありますので、
「心」を学ぶとは、毎回事前に出される季題(兼題と言います)の心(本意、本情)を学ぶということでもあります。
そして俳句は「座の文芸」ですので作られた句を持ち寄って、句会という場で披露、選という評価を受けながら研鑽します。
毎回、決められた季題で最大5句投句します。(5句投句5句選)
「ふれあって・こころ・ゆたかに」
たった十七音の言の葉を媒介にして、自然とふれあい、人とふれあい「今・ここに・生きていること」その実感と歓びを共感
の心でシェアすること。それが俳句の楽しさです。

●テキスト:
持参は任意ですが、歳時記(ホトトギス新歳時記を推奨)、国語辞書又は電子辞書(歳時記が入ったものが便利です)
各自ネットや書店でお求め下さい)